学習法

心理学を応用した効率のいい学習法

こんにちは!トラ猫塾長です。

今日は、「心理学」を応用した効率のいい勉強法について解説していきます。

トラ猫太郎

塾長!

効率的な勉強法は知りたいけど、心理学は難しそうで...

ついていけるか不安です。

トラ猫塾長

今日の内容は、理論を突き詰めるような内容ではなく、「勉強を効率的にするテクニック」やを心理学の内容をもとに解説していこうというものなんだ。

だから、できるだけ直感的にわかるように簡単に解説していくよ!

トラ猫太郎

それを聞いて安心しました。

さっそく、勉強を楽にする方法を教えてください!

トラ猫塾長

ちょっと待った!

勉強を効率的にする方法なので、時間の節約にはなるかもしれないけど決して勉強が楽になるわけじゃないから注意してね。

トラ猫太郎

はーい!わかりました。

こんな疑問にお答えします
  • どうやったら効率よく勉強できるのか知りたい。
  • 親は、こどもにどんなサポートをしてあげたらいいのか知りたい。
  • こどものやる気を引き出すにはどうしたらいいのか知りたい。

なぜ、スマホは集中力を乱すのか?

まずは、スマホがいかに集中力を乱しているかという解説をしたいと思います。

これは、【注意】と【目の作り】に大きくかかわる内容です。

人間の目は、自然に選択して注意を向けています。

本を読むときは、文字に注意しているし、キャッチボールをしているときはボールに集中しています。

逆に、車を運転しているときは注意を分散して危険がないか常に確認しています。

このように、状況に合わせて注意を集中させたり、分散させたりしています。

学習に限って言えば、注意を集中させたほうが効率よく学ぶことができます。

しかし、スマホに注意を集中させていなくても、机の上にスマホがあるだけで集中力を大きく低下させてしまうことがわかっています。

なぜ、机の上にスマホを置いておくだけで集中力が低下してしまうのでしょう。

スマホが集中力を下げる理由

人間の目の作りが大きくかかわっています。

人間の目は、視野の真ん中は色を識別したり、距離感をつかんだり、文字の細部まで見えるようになっています。

一方、視野の端は、”変化に反応する”ようになっています。

例えば、勉強をしていて雷が光ったときに、注意は雷に行ってしまいます。

このように、生き残る仕組みとして周囲に変化が起こったとき、そこに自然と注意が向くようになっているわけです。

トラ猫太郎

塾長!

そのことと、スマホとどんな関係があるの?

トラ猫塾長

実際に、スマホを机の上に置きながら勉強してみると分かるよ!

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トラ猫塾長

通知が来たときに、スマホを触らなかった?

触らなくても、スマホの画面が光ったときにそこに注意が行かなかったかい?

このように、スマホは通知が来ると画面が光ります。

人間は、このような変化を視界にとらえるとそこに注意が向いてしまい、集中が途切れてしまいます。

また、音についても同様で、静かな空間に突然音が鳴り出すとそこに注意が集中してしまいます。

学習を始めるときは、スマホに通知が来ないようにして取り組むことが大切です。

スマホの活用テクニック

スマホの”機内モード”を活用することで、スマホのタイマーなどのアプリは使えるけど通知がこないという状態にできます。

ほかにも、現在使っていないスマホを使うという方法もあります。

いずれにせよ、友達とLINEしながら学習するのは非常に効率が悪く、20分間集中すれば終わる課題も、環境が悪ければ2時間やっても終わらないという状態になってしまいます。

スマホとうまく付き合って、学習の効率を下げないようにしましょう。

検索失敗と保持の失敗

テストで解答ができないという場合、原因は2つあります。

それが、【検索失敗】と【保持の失敗】です。

検索失敗とは、「見たことあるけど、名前が出てこない」という状態です。

保持の失敗とは、「お会いしたことありましたか?」という状態です。

この2つの大きな違いは、長期記憶として残っているかどうかです。

検索失敗と保持の失敗の原因

検索失敗の場合は、長期記憶として残っているが、情報の整理ができていないために起こります。

対策として、他の情報と結び付けることが効果的です。

例えば、英単語を覚えるときに、単語1つだけで覚えるよりも、文として覚えたり、ドラマのワンシーンと照らし合わせて覚えるほうがより思い出しやすい記憶になります。

保持の失敗は、長期記憶として残っていないことが原因です。

この対策は、とってもシンプルでもう一度学び直すことです。

検索失敗と保持の失敗を見分ける方法

検索失敗と保持の失敗を見分けるときに有効なのが○×クイズです。

○×クイズで正解できる場合は、長期記憶として残っていると考えられます。

ここで、注意が必要なのは”わからないときは答えてはいけない”ということです。

○×クイズは、たまたま正解してしまうことがあります。

たまたま正解したものを、長期記憶として残っていると判断してしまっては学習の妨げになってしまいます。

長期記憶になっているかどうかを判断するのが目的だということを理解したうえで行うのが効果的です。

まとめ

  • 人間の目は、変化に注意を向ける性質があるので、スマホは通知がこない設定にして学習に臨むようにする
  • テストに答えられない原因が検索失敗によるか、保持の失敗によるかを確かめる。
  • 原因に応じて、学び直しをするか、関連する内容と結び付けて思い出しやすいようにする。